尾崎 世里花

尾崎 世里花

2025.08.04

オリジナル朗読劇「炎夏の花」

ブログを開いてくださって
ありがとうございます!


STU48 2期生
ぱせり こと
尾崎 世里花( おさき せりか )です

・x・ )ノ ♡






オリジナル朗読劇「炎夏の花」

広島・東京と4公演
ありがとうございました!


初めての朗読劇

昨年、初めてグループの外に飛び出しての
舞台に出演して以来、
演じる楽しさや表現の奥深さに惹かれ、
声を使うお仕事も演じることも
挑戦できる機会を
もっと増やしていきたい!と
目標の一つにしていました。

朗読劇自体、
ずっと興味があった活動だったので
今回メンバーに選んでいただけたことを
とても嬉しく思っています。


3年前、先輩や同期のメンバーが
朗読劇を開催したときから
密かに憧れを抱いていました。
(今までどこでも言ったことない話かも)

新しい自分に出会えるわくわくと
次に繋げたい!という
挑戦の気持ちでもありました。





今回の朗読劇は
被爆80年を迎える今、
「平和」の尊さを見つめ直すための
内容をお届けしました。


わたしは長崎で生まれ育ち、
子どもの頃から
平和学習があったとはいえ
当時を経験したわけではないので
もちろんまだまだ知らないことだらけ。
人から聞く話や写真だけじゃ
気持ちが全てわかるわけではないけど、
今の自分にできることを
取り組んでいきたいと
改めて感じる機会になりました。



平和学習の授業以外でも
毎年夏になると廊下いっぱいに
被爆した街や背中が焼け爛れた子どもなど
当時小学生の私たちには
思わず目を背けてしまいたくなるような
パネルがたくさん飾られていました。

県外の学校では長崎や広島のように
夏休みに登校日を設けて
黙祷する時間がないと聞いたときは
とても驚きました。

高校生の頃には
被爆者歌う会合唱団ひまわりさんと出会い、
後世に語り継いでいくことの大切さと
難しさについての講和が
印象的だったのを覚えています。


そのときから
何か自分にできることはないだろうか?
という思いがずっと心の中にありました。

STU48オーディションの2次審査の際に
活動にかける思いをまとめた紙芝居を作り、
その中の1つとして
アイドル活動を通して
"平和を考えるきっかけの存在になりたい"
と話していたので、
今回この作品に関わることは
私にとって大きな使命だと感じています。





私が演じる"せり"は
私自身とは正反対で明るく天真爛漫、
流行に敏感ないわゆる今どきの高校生です。
戦争や平和学習に対しては全く興味なし。
もしかすると、
見にきてくださった方の中にも
せりと同じ感情で見始めた方も
いらっしゃったかもしれません。



「戦争」「平和」と聞くと
なんだか難しい内容のように感じて
足を遠いてしまう方も多い気がします。
私たちアイドルが
この作品を演じることで
今まで目を向けることがなかった方にも
考えるきっかけを
与えられていますように。

実際に朗読劇を見てくださった方から
「朗読劇を見たあと
平和記念資料館に行ってみたよ」という
声もいただき、
私たちの活動の意図が
意味のあるものになったんだなと
とても嬉しくなりました。






難しく考えすぎず、
当たり前に感じている何気ない日常や
身の回りの平和を見つめ直すことこそが
未来の平和に繋がると私は考えます。

「平和な世の中に」
自分の身の回りの人や
環境を大切にすること、
自分自身を大切にすること、
いくら世界の平和を願っても
小さなことが火種となり
いつまでも争いごとが起きてしまいます。


これからの生活の中でも
平和への意識が残り続けるように
この作品を見てくださったみなさんの
心に届いていますように。

被爆80年を迎える今、
私たちが届ける物語
「炎夏の花」
ご来場いただきありがとうございました。



今回のイベントグッズの売上の一部は
被爆に関する支援・継承活動を行う
関係団体へ寄付を予定しております。